2 0 2 5 年 3 月 1 1 日
み ん な で つ く る 党
代表・党首 大津綾香
本日、東北地方を中心として未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から、14年目を迎えました。
この震災で尊い命を奪われた多くの方々の無念の思いと、最愛のご家族やご友人を失われた御遺族の皆様の深い悲しみに思いを致しますと、今なお哀惜の念に堪えません。
また、震災の直後に発生した原発事故による被害が今なお根本的には解決しておらず、依然、避難生活を余儀なくされている被災者が多数いらっしゃることにも心を痛めます。
ここに震災により犠牲となられた方々に心より哀悼の意を捧げるとともに、今なおその影響に苦しんでおられる方々に対し深く惻隠の意を表します。
私たちの国は、過去に何度も自然の脅威に直面してきました。災害が起こるたびに、私たちの生活は、家族、友人、そして社会全体の支えがあってこそ成り立っていると痛感します。国や行政には、災害時の教訓を活かし、より効率的で効果的な支援と防災対策の強化を改めて主張したいと思います。
政治や政治家への信頼が失われている昨今、未だに対策の途上にある原発事故の対応やそのための復興予算の使われ方にもを注視し、義援金の遅れや仮設住宅の問題,原発事故の事後処理など、国や行政の決断や施策が正しかったのか、本当に必要な支援が行き届いたのかを災害が起こるたびに検証を重ねて教訓としなければなりません。
地震はこれからも起こり得るという現実を直視し、その都度未来に向けて、東日本大震災や能登半島沖地震で得た学びを、次の世代に繋ぎ、救える命や支えることができる人びとを増やすべく、社会全体で支え合うことができる国を目指してまいります。